大学院生が学問に身を寄せながら恋と結婚を論じるブログ。じつは大学には結婚相談所があった。就職するにも結婚するにもどこか特別なカテゴライズになってしまう大学院生。私にだって結婚願望はあるし、むしろ同期の女子友がドンドン結婚していく中で孤独と焦りにコテンパンにされている毎日。そんな私が、大学の結婚相談所で垣間見た恋愛事情を書き下ろそうと思います
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大学院生なんてやめて早く結婚して欲しい親の本音

早く結婚して欲しいと考える母親、それに対して、結婚したくとも婚活相手さえいない娘。そんな二人がひとつ屋根の下で暮らせば、なにかとわだかまりが深まるのは致し方ないだろう。


兄弟姉妹がいて、姉の結婚が決まれば母親のわだかまりは余計にふくらむのだろうね。加えて、数え年の問題……

若い女が数え年を気にすることは希でも、親世代ともなると、数え年に気にするのはもう仕方のないことなんだろう…。
たしかに、私の年齢が毎年増え続けているのは正真正銘の事実ではあるが、数え年があるとますます「もうこんな歳なのに!大学院生なんてやってる場合なの?」と思われがちである。親の世代だと、年が明けると二つ年をとるのだ。オイオイ…勝手に老けさせないでくれ。私は満年齢で生きているのだ。

姉が結婚することになり、親は浮かれている。

「あなたも就職しないなら、大学院やめて結婚してくれればいいのだけど」と言ってくる。就職しないわけではない、できないのだ。博士号をとらないのではない、とれないのだ。結婚しないわけではない、結婚したいと思う相手がいないのだ。

自分なりに頑張っている、というのは言い訳にすぎないが……。

結婚、結婚というが、果たして私は主婦に向いた女だろうか? 世の中的には大学院生の女というと恋よりも仕事よりも勉強が好きな、少し特殊な女…そんな印象が少なくないのではと感じている。そういう女が妻になり母親となり子育てや主婦業にいそしんでいく変貌をイメージしてみると、自分のことながら滑稽だ。

学問は得意でも、生活問題やトラブル回避にはめっぽう弱いくせに、ちょっぴりインテリチックに物事をかたづけようとする傾向は人間関係つまり夫婦関係に影響を及ぼすかもしれない。

私は家事労働を否定しない。むしろ、もっと評価すべきだと思う。だが、賃金が支払われない家事労働は、愛情に基づいた無償の労働とされている。男は感謝の言葉を口にしつつも、外で稼いできている自分のほうが偉いと思っている。そんな男をどれだけ見てきただろう。

家事と育児に専念することで、精神を病んでいる女をどれだけ見てきただろう。


もちろん、それでうまくいっている夫婦もあるだろう。
だけど、「しょうがない」と自分を納得させながら、家事と育児に追われていたり、夫の浮気を許さざるを得ない妻たちを見ていると私は苦しい。女も金を稼げる仕事をどんな形であっても続けていくほうが結果的に賢いのではないかと思っている。

そんなこんなで「男は働き女は家を守る」的な論調で結婚観を語るエンターテイナーが出演するテレビを見ていてイライラしてしまったのだ。

すると……
イライラする → 思わず口に出す → 母親と喧嘩となる。「結婚もしていないくせに文句を言うな」と思われるらしい。

まあ、親子喧嘩なんでそんなもんだ。そして、ささいな出来事でイライラするのは自分の中に結婚願望があるからだろうなと思う。年齢的に、周囲の結婚ラッシュを横目にする。結婚について焦りを感じないといったら嘘になるだろう。正直、焦っている。結婚したい気持ちは日に日に強くなるいっぽうだ……。
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